私が風俗に入ったのは約6年前、初めての風俗店は人妻ヘルスでした。その前に内勤を経験していたこともあったのですが、プレイに関しても知識に関してもまだまだ無知でしたので、自分が風俗で働いて罹った性病についてみんなの参考になればと思い書きたいと思います。

ヘルスで働いた当初は自分がどの時間帯に需要があるのかを把握することや、始めたばかりの頃はお金が必要なこともあり、睡眠時間を削ってでも働きました。
元々、アトピー体質なのはわかっていたのですが、何より接客本数を優先にした手前、自分の免疫力というものが下がっていることも気づきませんでした。

ヘルスで働いて1か月の頃、お店で決まっている定期検査で引っ掛かりました。
【咽頭淋菌】その瞬間すべての予約をキャンセル。治療に行くのですが、その前に咽頭淋菌は自覚症状がほとんどありません。ですが私が経験したのは高熱です。インフルエンザ並みの高熱と喉の痛み。でも咳は一切なくて唾を飲み込むのも、水を飲むのもとにかくつらい。
高熱が出ているので病院にもすぐに行けず、2日間寝こみました。
たまたま仲の良かった女の子が看病に来てくれたおかげで、その後にちゃんと提携している病院にいき、治療を受けまた後日再検査となったのですが、【咽頭淋菌】は死滅した菌も検査で出てしまうそうなので、完治するまでに約1か月ほどヘルスのお仕事をお休みしました。
後日の再検査後に病院から在籍店に検査結果の報告をしてもらい、出勤スケジュールを決めました。
私の中では初めて罹った性病が【咽頭淋菌】だったので、自分で調べながら完治までは風俗のお仕事をお休みしつつ別のお仕事をしていました。手取りは変わってしまうけど最低限の生活はあるのでヘルス1本でのお仕事をしている方は、みんなきっと不安になるだろうな・・・なんて考えながらコラムを書いています。

そして2・3回目に罹ったのは【咽頭クラミジア】
喉の性病2回目。もうなんて喉が弱いんだろう・・と悩みましたが、ゴムフェラではなかったことや、キスだけでも移りうる性病なので、この時も検査結果が出てすぐに病院に行き投薬治療をしてもらい後日再検査。病院から在籍店に検査結果を伝えてもらい再出勤の予定を組みます。
【咽頭クラミジア】は全くの無症状でした。咽頭淋菌の時のような発熱も喉の痛みも全くなく月一の検査をするまで全然気づきませんでした。

ヘルスをやめるきっかけになった【尖圭コンジローマ】
これを書くには自分自身すごく考えましたが、私の様に免疫力のない人・アトピー体質の人が長引きやすいこともあるという事を知ってもらうために書くことにしました。
コンジローマ自体、罹って初めて知りました。症状は大陰唇の部分に見慣れないイボのようなものが出来ていました。発見から数日後に痒みがあって、下着の上から掻いてしまったらイボのようなものが一気に広がり、ここで初めて病院に行って調べました。
この時に接客時にマンズリをしてないこともあり、医師に細かく告げたところ、アトピー体質や免疫力のない方はお風呂や共有してしまったもの、ウイルスが付着したものが触れていても移る可能性はあることを説明されました。仕事で入るお風呂、トイレのビデなんかも移る可能性があるそうです。コンジローマに罹ってヘルスをやめるきっかけになったので、下着を脱がずに働けるM性感に移籍したのですが、公共の場（銭湯など）にも完治するまでは一切行かず、お風呂はきちんと自分の家のみ。下着もこまめに取り換えることなど徹底したのですが、完治するまでは約2年かかりました。この完治までの期間の詳細はまた続きのコラムに書きたいと思います。治療方法や自分が試したことなどコンジローマは個人差がありますが、長い人だともっと完治までの期間がかかった人もいるそうです。私もまさか2年も悩むとは思っていませんでした。特にお肌の弱い人やアレルギー体質の人は長くなることがあるそうです。

どの性病に罹った時も自分にはお付き合いをしている人（ヘルスの仕事をしていることは告げていました）がいたので、一緒に理由を話して全項目の検査をしてもらい、何度も自分が検査に引っかかるたびに検査を受けてもらうというお願いをしていたこと。
パートナーに移してしまう怖さや不安もある風俗あるあるな悩み。自分の体を守るためにも、パートナーとの関係を守るためにも月最低でも月1回の検査をすることをお勧めします。そして性病はちゃんとネットで調べれば症状がわかる写真が載っています。
自分の体に起こる症状、お客様が出ている異変の症状、知らないで罹ってしまうよりも、自分の目で見て判断できる症状はプレイ前にストップしましょう。
お店にちゃんと伝えれば派遣型のお店でもきちんと対応するはずです。
無理にコンドーム付けて何とかできないの？なんて対応するお店は今すぐやめていい。
このお仕事は自分の体が大切な資本ですからきちんと自分でも性病から守ってあげましょう。