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性戦 第2話 ~降りた指令~

2024/01/27 18:20

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デリヘルスタッフのくも
過去と現代を繋ぐ物語

あらすじ
いつもと変わらぬ目覚め。
愛車で車に向かうくもだった・・・

性戦 第2話 ~降りた指令~ 

近くの公園では高校生とおぼしき男女がイチャついている。
少し過去を思い巡らそうか?
いや、今は止めとこう。
考えて見れば甘酸っぱい経験など持ち合わせていない。

―レモンスカッシュよりブラックコーヒーが俺には甘いくらいだ―

そんな事を考えているうちに会社につく。
オフィスに入ると自分のデスクに座って一服。
愛用のジッポ風のライターで煙草に火を着ける。
微かなオイルの匂いが鼻腔をくすぐる。
嫌いじゃない香りだ。

煙草を三分の一ほど吸った所で今度はPC、つまりはパソコンいや、正しくはパーソナルコンピューターの電源スイッチをONにする。
無機質な機械音が鳴り、ディスプレイモニター夢の女を映し出した。
否が応でも疼く股間。
今見とれている暇はない。

『おい、くも山。ちょっといいか?』
誰かが俺の名を呼ぶ。
こんな風に俺を呼びつける男は会社に一人しか居なかった。

この会社の長である山岡の声だ。
俺は返事をして山岡の待つデスクへと向かった。

山岡の前に立つや否やその刹那に告げられる。
『お前、今度の休みに性感とか痴女系の店に行って勉強してこい。』

俺はまだ眠りの中に居るのか?
耳を疑う言葉。
思考回路が何かの間違いだと結論付けて聞き返す。
『もう一度良いですか?』
今度は聞き逃すまい。
山岡の口元にじっと目をやる。

俺の言葉を待ちきらずに山岡が言う。
『だからM男の経験をして来い。』
聞こえてきたのは先ほどと同じ意味の言葉だ。

どうやら耳鼻科に行く必要はなかったらしい。
必要なのはM、
つまりはマゾヒストが利用する性感マッサージ店のようだ。
山岡は俺がS、
つまりはサディスト寄りである事を忘れちまったらしい。


To Be Continued・・・
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