2024/02/09 12:32

デリヘルスタッフのくも
過去と現代を繋ぐ物語
性戦 第10話 ~侵入者~
愛車の振動、エアーコンダクターから出る温かな空気
家に着くまでの僅かな時間でも心まで温まるような気がしていた。
だが、それも駐車場から自宅へと数十秒歩くだけで凍え始めていた。
襟を立てるだけじゃ寒さはしのげそうにない。
住宅街にあるアパートは静かすぎて音が鳴りそうだ。
ポケットから自宅の鍵を取り出し鍵穴へと差し込む。
何事もなく鍵を受け入れる鍵穴
その刹那に違和感。
“カサッ”
薄いドアの向こうから物音がした。
ような気がしたのだ。
用心深く、俺は懐に手をやる。
胸元に手を触れる。
鼓動が急激に速度を増していくのが心臓を握ってるかのように分かる。
やや荒くなった息を整える。
体は正直でじっとりと自分の汗を感じる。
そしていよいよゆっくりと鍵を右に回す。
“カチャ”
小さな音を立てて鍵穴が回る。
深く呼吸をして、一度息を止める。
そのまま少し待ってからドアノブを握る。
音を立てないように玄関のドアを開く。
街灯の光が室内に漏れるより早く叫ぶ。
『誰だっ!』
叫んでも沈黙は動かなかった。
To Be Continued・・・
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